そったく日記

三重県消防学校

救助科の準備も進む

来週から救助科救助課程第26期教育が始まります。
救助科は、初任科(救急科)に次いで、入校期間(1か月)が長く、入校者の年齢も比較的若いため、初任科に似た雰囲気の課程です。
昨年度は、初任科終了後の1月に実施しましたが、今回からは、例年通り、救急科と並行して開催します。
初任科(救急科)と救助科が共同生活することで、お互いの刺激になると思います。
ただ、今年は、救急科を1か月早めている関係で、9月(今までは10月)から始まり、まだまだ暑い日もあり、寮生活も一部、大部屋利用となる等、例年以上に厳しい環境での訓練になるかもしれませんが、安全管理をはじめとして万全の体勢で課程が進められるよう準備を進めており、本日も訓練で使用する廃車、ボックスカルバートの搬入が行われました。
提供頂いている事業者の皆さんには感謝申し上げます。



救助科は、歴史を愛し、古きもの、礼式を重んじつつ新たなことの導入にも積極的な教官が担当しており、新たな企画もあると思いますので、入校される皆さんは体調を整え、12日の入校を迎えてください。

また、本日から救急科に入って初めての研修日誌の確認が始まりました。
新しいことが学べて楽しい、難しいがしっかり学んでいきたいといった前向きな記載がある一方で、もう3か月しかないといった焦り等不安を記載している学生もいました。



思い通りいかないことは多々あると思いますが、順調にいくよりマイナスがあって、それを克服することができれば、マイナスが大きい程、プラスも大きくなります。
大成するための試練と捉え、失敗しても後ろ向きの暗い反省ではなく、前向きの明るい努力と実行ある反省を繰り返し、一歩一歩進んでください。
伸びる人にとっては、失敗は不幸なことではなく、幸福への再出発とも言われます。
(救急科らしく言えば) 消防学校での困難は、ワクチンのように所属へ戻ってからの免疫になると思いますので、どんなことがあろうと、くじけることなく、地道に与えられた無限の可能性に、挑戦して欲しいです。消火が仕事ですが、やる気の炎は消さないで。(K.A)
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