そったく日記

三重県消防学校

初任科生大忙し

昨日の午前に、初任科生にとって一大イベントである総合査閲を終えましたが、休む間も無く、午後には、3回目の5km走を行いました。
そして、本日(20日)は、季節外れの暖かさ(予想最高気温23度)の中、午前中は汗を流しながら訓練礼式(実技)の効果測定、午後には研究発表を行いました。
5km走は、7月28日に実施した第2回目より、気温が低い等条件も良かったですが、ベストタイムは3秒短縮の17分17秒で、多くの学生が、自己ベストを更新するなど、これまでの体力錬成の成果が出た結果となりました。



また、訓練礼式の効果測定では、全員が交代して指揮者を行い、各自の指揮者や部隊での行動を採点しました。
号令に戸惑う場面も見受けられましたが、総合査閲で、部隊訓練を行った学生にとっては、楽勝だったと思います。



そして、午後の研究発表は、班(18班)ごとに研究テーマを決め、総合査閲に向けた課外訓練の合間等の時間を利用して、グループで討議し資料を作成するなどの準備を行ってきた内容を発表しました。
防災関連のテーマが多かったですが、初任科らしいテーマ(消防士の体のケア、防火衣の歴史と性能、サイレンについて、消防食)もありました。
各班、調べたことが少しでも伝わるよう工夫して発表していました。
活発に質疑も行われ、幅広いテーマであったため、皆の知識も増えたと思います。



消防職員にとって、現場経験を積む機会は限られており、事例研究は重要です。(消防学校では、幹部課程も含めすべての課程で事例研究を行っています)
今回の経験を生かし、調べ、まとめること、伝えることの技能も高めて欲しいと思います。
豊富な知識(雑学的なことも含め)を持つに越したことは無いと思います。これからも幅広い分野に関心をもって、勉強をして欲しいと思います。(K.A)
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