そったく日記

三重県消防学校

28年度最後の課程が始まる

先週、初級幹部科が終了し、本日(27日)から、平成28年度の締めくくりとなる警防科が、10日間の日程で始まりました。
この課程は、警防隊員に求められる警防対策などに関する専門知識と技術の習得を目的に、毎年開催しており、今回で28期となり、27名が入校しました。



警防は、火災の防禦・消火に係る業務で、消防の中核的な業務の一つであり、知識、技術の習得を図るため、屋外での訓練も多くなります。
入校者の平均年齢も32.9歳と、初任科、救助科に次いで若く、活発な訓練が期待されます。
初任科卒業後、屋外訓練は少なくなりましたが、この課程では、日課の半分は屋外訓練となっており、基本訓練(応急はしご救助・検索救助、ホース延長・放水)から始まり、ドア開放訓練、小隊活動訓練と続きます。
また、消防戦術や警防対策の講義も多数あり、「火災性状」や「損失補償と損害賠償」については、特別聴講も兼ねた外部講師による講義となっています。
中でも、今回初めて企画した「火災性状」の講義には、会場の心配をしなければならない程(90名)の特別聴講の申し込みがある等、魅力的な講義も数多くあります。
このように密度の高い内容であり、また、だんだん暖かくなってきていることから、花粉症の方を除けば、訓練環境も良くなっていますので、入校生には、有益な2週間にして欲しいと思います。(K.A)
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