そったく日記

三重県消防学校

ドア開放訓練にチャレンジ

昨今、防犯、防火、断熱等、家屋のドアは、セキュリティ面を中心に頑強になっています。
一方で、こうした頑強な構造のドアは、消防活動にとっては大きな障害になることもあります。
こうしたことから、本日(6日)、警防科は、建築材料・住宅設備機器業界最大手の株式会社LIXIL名張工場様のご協力を得て、ドア開放訓練を実施しました。
短時間でドアを開放し、救助や消火活動に入るため、最新のドアの構造や特徴について学んだ後、実際に、時間を意識しながらバールを使ってドアの開放を行いました。
思い通りに行かないこともあったようですが、短時間で2種類のドアを開放することができました。
その後、エンジンカッターを使って、ドアを切断し、断熱材の状態等ドアの構造を確認しました。






こうした本格的なドア開放訓練は、初めての企画であり、説明や体験を通じて、普段、何げなく使っている鍵の複雑な構造等、今後の活動に役立つ新たな知識を習得することができたと思います。
ドアの提供や職員(3名)の派遣等、訓練にご協力頂きました株式会社LIXIL名張工場様には感謝申し上げます。
学生達も今回学んだことを、現場で大いに活用し、活動時間の短縮につなげてくれるものと期待しています。(K.A)

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