令和4年9月20日(火)、21日(水)、22日(木)の3日間で救助課程3週目を実施し、無事に終了。
9月20日(火)の午前中は、三重県防災航空隊の安達隊長をお招きし、CRMについて講義いただきました。CRM(Crew Resource Management)とは、航空分野で開発された概念であり、安全な運航のために利用可能な全てのリソース(人的資源や情報など)を有効活用するという考え方です。
チームコミュニケーションや状況判断能力を向上させ、安全・迅速・確実な救助活動に繋げていきます。
午後からは、交通救助対策として、マット型空気式ジャッキの取り扱いや救助工作車等のクレーン操作について基本訓練を実施した後、有限会社レッカーJAMBOの講師2名の方にご支援いただき、車両吊り上げ・牽引技術や設定要領について学びました。
車両の重心を的確に見極め、安全で効率的な手法は大変勉強になりました。
9月21日(水)の午前中は、四日市市消防本部 高度救助隊の南川隊長による震災救助についての講義と高度救助隊員による高度救助資器材の説明展示を実施していただきました。
来週27日(火)の応用総合訓練(震災救助)に向けて、予備知識を深めることが出来ました。
午後からは、郊外研修として、株式会社LIXIL名張工場に出向。
はじめに住宅ドアの構造を説明いただいた後、グレードが異なる3種類のドアの破壊訓練を実施。
株式会社LIXIL名張工場の皆様、施設及び実際のドアを提供していただき大変有意義な訓練をさせていただいたこと教官・学生一同感謝申し上げます。
応用総合訓練(交通救助)
9月22日(木)は、松阪地区広域消防組合消防本部の中川隊長はじめ5名の特別救助隊の皆様に、交通救助訓練の支援をいただきました。
車両構造や窓ガラス破壊の手法について説明いただいた後、5つの想定訓練を実施。どの想定訓練も細部まで計画を練っていただいており、学生にとって実践的な訓練ができたこと感謝申し上げます。
救助課程も残り2週間。引き続き、戮力協心・生存救出をテーマに全力救助で取り組んでいきます。
担当:Y.K