19日に初任科54期学生は三重県防災航空隊へ視察に向かいました。
三重県防災航空隊は平成5年に発隊し、現在に至るまで三重県内の災害対応から東日本大震災などにも対応しています。三重県・中日本航空・県内消防の三者により運航しています。
まず、学生は機体や資器材などの説明を伊勢湾ヘリポートで受け、場所を訓練場へ移動し、訓練を実施しました。
事前に学生間で訓練担当の割り振りがしてあり、機内搭乗、要救助者役、ヘリ誘導などを行いました。また、ヘリコプターのダウンウォッシュも全学生が体験しました。
消防の仕事とは、「陸」だけではなく、「空」もあることを理解できたと思います。「大空」を翔る仕事は、なかなか無いのではないでしょうか。だからこそ派遣されている消防人は、知識技術だけではなく、人としても成熟した方たちが集まる組織となっています。
おそらくひとつの目標として「憧れ」を持った学生も多数いたのではないでしょうか。その眼差しは「輝き」に満ちていました。
将来、54期の中から防災航空隊に派遣される学生も必ずいます。それぞれの目標があり、そのために「今」やるべきことを積み重ねなければなりません。何をやるべきなのか…己で考え、行動していくことが、「夢」を掴む近道になると思います。大切なのは「今」です。
どうか、知識技術だけでなく、「人間」としても成長し、54期学生のそれぞれの「夢」に向かって大きく羽ばたいてほしいです。(D.Y)