家族と離れ単身生活を送り2年半が経ち学校教官生活も残り半年となり、少しずつ部屋の片づけをしようと思っている、もともと学校と寝に帰るだけのアパートであり家具もほとんど置いてないのだがそれでも色々な物がたまっている。
本棚を整理していたら一冊の本がでてきた。
今まで人から本をプレゼントしてもらった事などなかった私ですが、学校教官になったある日、先輩教官であったＨ蔵さんから頂いた本である。
少し懐かしくなり読み介してみた、その本の一文にこんな言葉があった。
「心が一流になれば技術も必ず一流になる」
この本は職人としての心得を説いた本ではあるが、我々消防職員にも通じるところがあると思った。
今年度の初任科担当Ｙ教官、救急科担当Ｆ教官から入校当初から「感謝」「謙虚」「素直」「気配り」「全力」、大事なものを叩き込まれている54期生81名、知識技術の習得向上の前に「ひととして」の心の成長が最も大事である。何よりも同期81人で心を育んでいってほしい。残り１カ月「やるしかない」。（Ｔ.Ｔ）
