そったく日記

三重県消防学校

救急科(外傷の現場活動)

 一日中くもり。
 救急科は、「外傷の現場活動」。昨日の講義に引き続いて、今日は実技。自動車事故などの傷病者を搬送するため、全身を観察し、評価し、収容後もしっかりと容体の変化を見ながら病院に引き継がなければならない。学生は、提示されたシナリオに対して、考えた手順に沿って行っていたが、最後の講評では、脊椎損傷が疑われ、全身固定をしているにもかかわらず、ログロールしてボードに乗せるときに症状を意識した行動がとれていないという指摘があり、症状を踏まえて、一連の処置を適切に行うことが今後の課題となった。
 また、観察の手順、適切な処置、症状の判断、病院への的確な情報提供など技術として身に付けることは多いので、継続的な学習や訓練が必要。
 救急業務、警防業務など消防業務は、なにひとつ気が抜けないが、緊張感を受け止めて、てきぱきと業務を遂行し、結果として、市民から信頼されているという所もあるのではないかと思う。やりがいを今一度感じて、残りの救急科の教育訓練を取り組んでほしい。(M.S)
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