そったく日記

三重県消防学校

火災調査課程はラスト1日!

1月27日(月)に開講した火災調査課程も残すところあと1日となりました。
5日(水)は、先日実施した「模擬家屋燃焼(模擬火災)実験」と「現場見分」の結果を踏まえて、終日、教室に籠って火災調査書類を作成しました。
実は、消火活動にかかる時間より火災書類作成にかかる時間のほうが圧倒的に長いのが調査業務のつらいところですが、最近では、消防機関が作成した火災調査書類が裁判の資料として活用されることが増えてきています。
学生の皆さんは、その重みを感じながら書類作成に励んでいました。

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本日の午前中は、われわれ消防機関とつながりの深い、製品評価技術基盤機構 中部支社の酒井様を講師としてお招きし、「電気製品や燃焼機器に関する火災の原因調査主法」についてご講義をいただきました。特に我々の日常生活に欠かすことのできないリチウムイオン電池に関するお話では、ゴミとしてゴミ収集車に投入されてしまった場合の火災の危険性について、深く知ることができました。
早朝からお越しいただきまして、本当にありがとうございました。

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午後からは、学生の皆さんが最も嫌がる効果測定(学科試験)を実施し、残った時間を調査書類の作成時間として活用し、全6つの調査班が火災調査報告書を完成させました。本当にお疲れ様でした!

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学生の皆さんには、限られた時間の中で全力で調査し、全力で書類作成をしていただきました。残すところあと1日です。
ぜひ、明日の火災調査結果報告会では全力発表をしていただき、火災調査課程第18期として有終の美を飾りましょう!
(担当教官T.K)