初任科生61名は、10月12日に救急課程を終え、初任科総仕上げの段階へと入っている。
4月に入校し、8月まで【救助機器取扱訓練】【消防活動訓練】を消防士の基本としてみっちりと行ってきた。その基本を土台とし、より現場に即した内容の消防活動総合訓練に、現在取り組んでいる。
折れなく、真っすぐにホースは延ばせているか?
消火、救助のための早いホース延長、充水、そして屋内進入はできているか?
隊としてしっかりと情報共有、意思疎通はできているか?
本当に要救助者の立場に立って活動できているか、心から声を届けているか?
我々は現場で失敗は許されない。その覚悟をもって、訓練に挑んでいるか?
訓練を重ねるごとに、振り返りでの意見や質問が増えてきているように感じる。
学生はあと1ヶ月もすれば、リアルな現場が待っている。自らの向上のために、1分1秒無駄にできない。
【林野火災想定訓練】
何とかして、水を確保せよ! 炎を追うな、放水は先回りして迎え撃て!
いかなるときも人命救助最優先!
学生には、日々「全力」を求めている。
動くことの全力、考えることの全力、仲間のために全力。全力を持って本気で過ごせば、ヘトヘトになる。このヘトヘトがタフな人間を作る!!
本物のタフな消防人になってもらいたい!
さあ、自らの心を燃やせ!「すべては要救助者のために!」
YAMA