そったく日記

三重県消防学校

初任科の学生体力錬成・水泳に挑む(初任科第51期教育体力錬成−古米校長奮闘記)


鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、6月下旬に入り、ぐずついた天候のこの頃ですが、平成26年6月から体力錬成の一環として毎週金曜日には、初任科の学生は、消防活動などの訓練終了後、水泳訓練を実施しています。
  
初任科では、ここ数年は利用のなかった水難救助施設(25mプール)を使って、50mの水泳訓練を今年、導入しました。安全管理には、水難救助経験者を配置し、万全の体制で臨みます。
  
初任科の学生全員がクロールで50mを競泳します。全員一生懸命に泳ぎます。消防活動訓練では、頑張っている学生でも水泳は苦手な者もおります。特に、5m潜水施設を兼ねているため、途中から極端に深くなっています。学生は、水を飲んでも、足がつっても、泳ごうとします。溺れそうになると、教官の助けが入ります。
  
初心者は、水に顔をつけて、水を怖がらず、水に浮くことに慣れることから始める必要があります。息継ぎもコツをつかめば、上達が望めます。河川などでの救助で、自分が溺れていては、要救助者を助けることはできません。一定以上の水泳は、できるようになりましょう。将来、救助隊員や水難救助隊員を目指す学生は、泳法や泳力もレベルアップする必要があります。

初任科の学生は、地域住民の生命財産を守る崇高な使命を持つ消防人としての自覚をもって、今以上に訓練や学習、体力錬成を忍耐強く続ける必要があります。ランニングや水泳もそのひとつです。1人前の消防士に成長するために、さらなる精進を期待します。(HM)

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