そったく日記

三重県消防学校

女子学生もがんばっています!

 消防学校には、初任科生で女子学生が7名在籍しています。
 (津市3名、伊賀市3名、松阪地区広域1名)
 男子学生に混じり、この暑い中同じように訓練をがんばっています。
 今回、その女子学生にアンケートを取りましたので、女子学生の声をお届けしたいと思います。
 (掲載している写真は、昨日の訓練風景です。この中には女子学生もいます。)





〔消防職員になろうと思ったきっかけは?〕
○かっこいい仕事だと思ったから。
○両親が医療関係の仕事をしていて、誰かのために働く仕事を見てきたから、自分も困っている人のところに一番に行ける救命士になりたいと思ったから。
○事故で救急隊の方々のお世話になり、病院内以外での医療活動に心を打たれ、また優しい声掛けや細かな気遣い等人間の温かみを感じ、消防職員に興味をもったから。


皆さん様々な思いを持って、各消防本部の採用試験に挑み、合格し、ここでがんばっているのですね。


〔消防学校に入校して変わったことは?〕
○人を救いたいという気持ちがより一層強くなった。
○今まで以上に人のことを考えたり、気にするようになった。体力もついた。
○体が引き締まってきた。それと共に気持ちも引き締まり、人に支えられてやっていく仕事なんだと実感してきた。
○服装をきちんとする、自室をきれいにするなど当たり前のことを当たり前にすることを身に付けることができ、班の中で意見を出したり協調性や積極性も向上できていると思う。


アンケート欄に書ききれないぐらいたくさん書いてくれた学生もいます。
今年の3月の自分と比べると、体力も気持ちもかなり変わってきているのではないでしょうか。
食事時間もかなりスピードアップしたのでは?





〔今一番努力していることは?〕
○体力向上・・・持久力をつけること(防火衣を着て走れる!!)、筋持久力をつけること、懸垂ができるようになること
○コミュニケーション能力(誰に対してもできるだけ交流を持つように)


やはり、体力向上を書いてくれた学生が多かったです。
女子だからと言って教官方は甘やかしてはくれません。男子と一緒に訓練できる体力が必要です。
また、消防職員のチームワークはとても大事です。卒業までにたくさんの人と仲良くなれるといいですね。


〔将来どんな消防職員になりたい?〕
○知識・技術・体力だけではなく、思いやりのある消防士になりたい。
○冷静な判断・行動ができる職員。私らしさを忘れず、他人の抱えるものを自分のものとして受け止めるだけの大きな人間になり、人のケアもしっかりできる優しい人。
○頼られる存在。細かいところに気づけるようになりたい。どんな形でも人の役に立ちたい。
○所属に戻って、先輩・同期のみんなでよりよい市を築き、いつかは救命士になりたい。


所属に戻れば、過酷な災害現場が待ち構えているかもしれません。
いつまでも、この目標を忘れないでくださいね。


〔このブログを見ていただいている方へ一言〕
○98名一人ひとりが一生懸命に頑張っている姿をあたたかく見守っていてほしいです。
○私達は日々、志は違えど、同じ目標に向かって消防学校で生活しています。そこで学ぶことは湧水のようで、一人では全てをすくうのは難しいです。ですが、共に生活する仲間と力を合わせればそれは不可能ではなく、更には可能性も広まります。共に笑い、共に考え、共に訓練に励み、全員が立派な消防職員として卒業できるよう努めます。


 4月に入校して以来、慣れない寮生活や、厳しい訓練にも耐え、7人それぞれ悩みもあると思いますが、よくがんばっています。
 昨年度も、女子学生3人すべて卒業しました。
 この暑さを乗り切って、女子7人、初任科生98名、みんなで力を合わせ励まし合い、全員が無事卒業していくことを願っています。(総務課G)


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