そったく日記

三重県消防学校

入校所感文から

今週の初任科生は、本日(2日)は4月29日(祝日)の振替休暇、5月6日は各所属消防本部での研修となっており、消防学校を離れ自宅に戻っています。


毎年、初任科では、入校所感文と卒業所感文を作成しており、53期生も入校して3週間が経過し、学科、訓練も順調に進む中、入校時の思いを掲載した入校所感文を作成しました。(表紙はイラストが得意な学生が作成)


この所感文は、学生が6日の所属研修に出向く際に持参すると共に、関係機関や学生にも配布し、消防長はじめ多くの皆さんにご覧いただきます。
所感文の中で、多くの学生が、学校規則、学科、訓練、体力、集団生活などへの不安や、消防士をめざした動機、今後の目標等を記載しています。
文章の巧拙はありますが、それぞれ、自分の思いをしっかりと書いています。

この3週間で、学校規則にも徐々に慣れるとともに学生間の交流も活発になってきており、不安も少し解消しているようです。
 A学生「入校する前は不安でたまらなかったが、教官の方々や他の学生たちと接する中でその思いは安心とやる気へと変わった。」





一方、学科、訓練、体力については、皆が書いているように頑張るしかなく、皆で助け合って、乗り越えて欲しいです。
 B学生「消防学校生活では、仲間を大切にし、仲間とともに励まし合い苦しみ楽しみ、 日々感謝の気持ちを忘れず、何事にも力の限り努力する。」



そして、卒業時には、皆が目標にしている、住民から信頼される一人前の消防士になって、所属に戻って欲しいと思います。
 C学生「消防学校では人を救う為の技術や知識だけでなく礼儀や精神面でも成長していき、立派な消防士になり所属へ帰って即戦力として活躍するという意気込みで頑張りたい。」

この長い休暇中は、緊張から解放されると思いますが、気を緩めることなく、自らの目標に向け、心身共にリフレッシュして、これから本格化する訓練や体力錬成に臨めるよう万全の体調で、また、せっかく習得した学校生活のルールを忘れないよう、「学校生活のてびき」を再確認して、9日には元気に復校して下さい。
そして、皆には目標に向かって、「やる気」、「本気」、「根気」の三気で頑張って欲しいです。(K.A)
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