そったく日記

三重県消防学校

救助資器材取扱い訓練

 今日(7/31)は救助機器取り扱い訓練を実施しました。
 この訓練では、今まで訓練で使用した、ロープ、三連はしご、空気呼吸器以外で使用頻度が高いと考えられる救助機器を選定し実施しました。
 まずは油圧救助器具です。




 要救助者の身体が障害物に挟まれ、又は押しつぶされている場合等に、油圧救助器具を使用して、持ち上げ、拡げ、押さえつけ、引っ張り及び締め付け等により比較的大規模な破壊又は障害物の除去等を行うものです。今回は、車両の扉を各班2枚除去する想定で実施しました。

 続いてはエンジンカッターです。




 要救助者が障害物等に挟まれ、又は閉じ込められた場合等にエンジンカッターを使用して、障害物を切断除去するものです。今回は単管を切断しました。

 最後は可搬ウインチです。




 要救助者の身体が障害物に挟まれ、又は押しつぶされている場合等に可搬式ウインチを使用して、強固な重量のある障害物のけん引、除去、ロープの展張等を行うことにより要救助者を救助するものです。今回は学校敷地内の大きな木に可搬ウインチを固定し車両をけん引しました。

 以上が訓練の内容です。
 この訓練において、まずは自分の安全を確保するために、4月から教官が言い続けている活動服等の完全着装を確実にして、資器材の諸元、維持管理、操作要領、破壊技術、操作員との連携要領、活動危険の把握を習得してもらいたいです。

【教官KH】

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