そったく日記

三重県消防学校

救助科訓練本格化(救助科救助課程第24期教育−古米校長奮闘記)


2週続きの台風一過の秋晴れの天候で朝夕めっきり涼しいこの頃ですが、鈴鹿市石薬師町にある三重県消防学校では、今週は、救助科救助課程第24期教育における救助訓練が本格化しています。
14日は、梯子水平救助一法・二法を訓練しました。
 15日は、午前は、立て坑・横坑救助を訓練し、午後は、一箇所吊り担架水平救助を訓練しました。
16日は、はしごクレーン救助、17日は、応用総合訓練として低所救助を行う予定です。

  写真は、15日の一箇所吊り担架水平救助の様子です。主訓練塔や第1補助棟、普段は余り使わない第2補助棟を使った訓練で、1隊5人チームで活動します。要救助者を高所で発見し、担架に収容したのち、地上に安全に下ろす訓練です。最初3人が担架への収容に当たり、別の2人が1階上に登り、支点を確保します。支点を確保したのちは、誘導ロープを担当します。1人が担架を吊りあげたロープを緩めつつ、安全に要救助者を地上に降ろします。

救助科の学生は、皆、声もよく出て、きびきびした活動で訓練は適確かつ迅速に行われました。十分に安全に配慮し、基本を確認しつつ、訓練をきちんと行っていました。

今後とも、救助科の学生は、様々な場面で、救急科の学生の手本となるよう行動されることを期待します。地域住民の生命財産を守る崇高な使命を持つ消防人としての意欲と気概をもって、より一層の精進に励んでください。

救急科の学生は、救助科の先輩に負けないよう、一生懸命に努力して学習や実習に励んでください。一日でも早く、人の命を救うことのできる立派な消防士となってください。(HM)

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