そったく日記

三重県消防学校

【危険物取扱者試験】迫る!!!

 6月第2週に入り、東海地方も梅雨入りが発表されましたが、ちょうど今週は『危険物安全週間』ということで、今回は【危険物取扱者試験】に臨む初任科第52期教育の学生の姿をお届けします。


  



 三重県内でも既に6月7日に試験が実施され、今週末13日と14日にも県内各地で試験が実施されますが、三重県消防学校では、初任教育における危険物の知識を高める目的も踏まえ、既取得者14名を除く92名の学生が今回受験することになりました。


 今回受験するのは「乙種第4類」なので、試験時間2時間で“危険物に関する法令”から15問、“基礎的な物理学及び基礎的な化学”および“危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法について”から各10問の計35問に挑みます。


 合格基準は試験科目ごとの正答がそれぞれ60%以上であることとされているため、昨年度(平成26年度)に全国各地で実施した試験での受験者総数に対する合格率は29.2%しかなかったそうです(出典:一般財団法人消防試験研究センターHP「試験実施状況」)


 少々ハードルが高そうに思えますが、消防職員としてこれから活躍する彼らには、もちろん火災現場・救助現場・救急出動において適切な行動を行える知識と技術も必要ですが、それと同じだけ大切な予防・査察業務に携わった時にその知識をいかんなく発揮してもらうためにも、今ここで資格を取得できるだけの知識を蓄えてほしいと願っております。


  



 ひとたび消防署勤務となれば、なかなか腰を据えて勉強する時間もままならなくなります。
 わずかな時間を見つけて努力を惜しまないのも消防職員ならではだとは思いますが、今できることは今のうちにやりきって、他にもいっぱい吸収すべき事項を学んでいってほしいと思います。


 残りわずか! 全員合格目指し、精進あるのみ!(S.K)


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