そったく日記

三重県消防学校

初任科生効果測定に挑む

初任科で実施している学科、訓練の最終回には、それぞれ効果測定(修了試験)が行われます。

本日(26日)は、消防組織法の効果測定を実施しました。
この効果測定は、基準点に達しない場合、追試となり合格するまで続きます。
担当教官によって、問題の出し方は異なりますが、講義をしっかりと聞いていれば、合格できるレベルです。





今回の消防組織法は、穴埋め(記述・選択)、正誤(○×)、記述等バラエティに富んだ出題(大問9全45問)となっており、マークシートに慣れた学生にとっては、記述問題もあり、取り組みにくかったかもしれません。








来月には、建築防火、危険物規制、6月には、燃焼と消火、理化学、そして毎年苦労する最難関?の防災と続きます。その後は、学科だけでなく実技の効果測定も始まります。
学ぶことも多く、一夜漬けの学習ではとても対応できませんので、講義を受けたその日の内に復習をして、確実にマスターしていかないと苦労すると思います。
特に、危険物規制、燃焼と消火、理化学については、6月16日に実施される「乙種4類危険物取扱者試験」の出題範囲でもあります。
この試験の合格率は、初任科生については、毎年90%前後ですが、全国では29%前後となっており、油断することなく準備して欲しいと思います。
一般の方は、学業や仕事をしながら空き時間を利用して勉強されていますが、初任科生は、26時間に及ぶ上記3科目の講義に加え、試験対策の授業も4時間予定されており、又、試験監督に来て頂き消防学校で受験できる等、非常に恵まれた条件での受験であり、全員が1回で合格できるようしっかり勉強して下さい。
また、今回で、消防学校での消防組織法の学習は終了しますが、大事な点は、忘れないよう、時々、確認して欲しいと思います。(K.A)
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