先日、初任科学生に救助機器取扱い実科及び実技の効果測定を行った。入校当初からの約5ヶ月間、学んだ「救助」の知識・技術の成果を確認した。
「救助」と言っても人を助ける前に、先ずは自分がその現場から安全に返ってくることが絶対である。例えばロープ渡過では救助するためにロープを渡り、そして返ってくる体力と精神力が必要になり、火災で逃げ遅れた人を助けるためには隊員同士のチームワークがなければ助け出して来れない。
この5ヶ月を振り返って、浅学非才な小職にとっては教えたことよりも、教えられたことの方が多かった。
彼らの日々、成長して行く姿に羨ましさを覚え、そして、何よりも成長していくその素晴らしさを肌で感じることができた。
教官:平蔵