そったく日記

三重県消防学校

消防学校とその周辺

救急科(初任科)の学生は、週末の帰宅中であり、学校生活も7ケ月になりましたが、学生はほとんど町のことを知らないと思いますので今日は、学校の出来事ではなく、学校周辺を少し紹介します。

三重県消防学校は、鈴鹿市石薬師町にあり、ここには、戦前、旧陸軍気象連隊(66万㎡)があり、その広大な跡地の一角に消防学校が建設されました。消防学校の南側には、三重県中勢防災拠点や県立石薬師高校など、県の施設が整備されています。



また、石薬師といえば、東海道53次の宿場町であり、学校から国道1号線を渡って西側には、旧東海道があります。




見どころは、石薬師宿の北から、北町地蔵堂(江戸時代に旅の安全のために建立)、大木神社(900年代前半に建立された由緒ある神社)、大木澤本陣跡、佐々木信綱記念館、信綱の父である佐々木弘綱公記念碑、薬師如来立像で有名な石薬師寺源頼朝の弟範頼を祭った御曹司社、県指定文化財(天然記念物)の蒲ザクラ、石薬師宿南端の石薬師一里塚と続きます。

この石薬師町は、歌人国学者の佐々木信綱の生誕の地であり、生家や記念館があり、宿場の北口から南口の間に、代表歌や郷土にちなんだ歌50点の歌碑が建てられ、「信綱かるた道」として散策コースになっています。(北町地蔵堂に1番歌碑、石薬師一里塚に50番歌碑)



また、旧道には、昔をしのばせる格子戸の家も点在しています。
学生の皆さんは、消防学校から外出できるのは、水曜日の夕食後と週末の帰宅日だけであり、水曜日の外出は夜間で時間も短く、帰宅日は駅に急ぐため、消防学校の近隣を訪れることは難しいですが、消防学校の思い出をより強くするため、卒業後に暇を見つけて、石薬師の町を訪れて欲しいと思います。


学生の皆さんにとって、この石薬師の町を心のふるさとの一つにして欲しいと思います。
 歌碑23番『日本語いく千万の中にしてなつかしきかも「ふるさと」といふは』
学生の皆さんは、卒業まであと1ケ月を残すのみとなりました。
自信のないことは、遠慮せずどんどん教官に質問する等して、悔いの残らない学校生活を送ってください。(K.A)

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