そったく日記

三重県消防学校

消防学校周辺は歴史の宝庫

初任科生にとって、消防学校のある鈴鹿市石薬師町は、生涯、忘れることのない町になると思います。
今は、駅と学校の往復だけで、観光する余裕はないと思いますので、少し町を紹介します。


石薬師は、東海道の宿場町として栄えました。詳しくは、平成27年10月31日の「そったく日記(消防学校とその周辺)」をご覧いただきたいと思います。



学校周辺の特徴としては、西には平蔵教官の得意とする江戸時代、東には奈良時代の風情があり、今回は東側の地域を紹介します。
学生たちが利用するJR河曲駅の北に、伊勢国分寺跡があります。



国分寺は、741年、聖武天皇の詔により、各地に建立された官営の寺院で、鈴鹿市国分町には、伊勢国国分寺の遺跡があり、大正11年10月12日に、37,180㎡が国史伊勢国分寺跡として指定されました。
隣接する鈴鹿市考古博物館(特徴のある屋根が消防学校からも見えます)では、市内から出土した土器・石器・瓦などを保管・展示すると共に、特別展の開催並びに勾玉や土笛づくり等の体験学習が行われています。
ここの展望室からは、伊勢国分寺跡の全景のみならず、竹林の向こうに消防学校の訓練棟も見えます。




また、石薬師地区や隣の河曲地区には多くの古墳もあり、古代史好きにはたまらない地域だと思います。
初任科生は、地元の学生でないと、入校中に散策することは難しいと思いますが、消防人生のスタートを切った地に関心を持ち、卒業後には、ゆっくりと訪れて欲しいと思います。



初任科は、今週も訓練礼式からスタートです。
そして、今週の山である16日の危険物試験が、学生にとって「キケン」物にならないよう、残された3日間、集中して勉強に励んで欲しいです。(K.A)
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