先週１１月２３日から２５日までの３日間、初任科５２期生は最後の消防活動総合訓練に臨み、４月の入校以来、「機器取扱」「救助」「消防活動」そして「消防活動総合」へと続いた２９０時間費やしたすべての訓練を終えたところです。時には肌寒かった梅雨空続きの日も、真夏の強烈な日差しが照りつけ倒れそうな猛暑の日も、強い風が吹いた日も、彼らはがむしゃらに訓練に挑み、気が付けば、それぞれの所属する消防本部へ戻る日が目前となってきました。いよいよ消防士としてのキャリアのスタートです！厳しい訓練にも耐えて､学んできた日々を忘れず、誇りと自信を持って、前を向いて一歩づつ歩んでいってほしいものです。
そんな彼らも訓練最終日の２５日午後、冷たい雨の降り続く中でしたが、最後の“総仕上げ”として、一人づつに貸与されてずっと使用してきた面体の清掃や消防車両の拭き上げ、屋内訓練場、主訓練塔の清掃を分担して行いました。いずれの物、場所にもこの８ケ月間の辛かったこと、嬉しかったこと等、様々な思いが詰まっているでしょう。最後も全員で力を合わせて、きれいに仕上げてくれました。丁寧に清掃し、きれいに干された面体は次期５３期の後輩へと気持ち良く引き継がれます。ありがとう！そしてお疲れさまでした。（ＨＨ）
