そったく日記

三重県消防学校

初級幹部科 始まる


3月に入ったというのに、今朝は、消防学校周辺には薄らと雪が積もり、終日、冷たい風と共に雪が舞っていました。早朝、玄関前に雪だるまが出現し、出勤する職員を出迎えてくれました。


昨日(2月29日)から始まった初級幹部科は、講義や事例研究中心の課程で、屋外訓練は、全体の約2割しかありませんが、寒い日が訓練日にめぐってきました。
寒い日となった3月1日の午前は、救急行政、警防行政の講義、午後から、屋外で基本訓練(燃焼実験、熱気体験、機関運用)を実施しました。



初級幹部の皆さんの平均年齢は34歳で、寒さなど気にすることなく、皆さん軽快に行動されていました。
経験を積み重ねてこられた皆さんにとっては、こうした訓練は、活動の再確認や応用力を高める機会になると思います。
さらに、幹部になれば、隊の活動管理はもとより、人材育成、危機・安全管理、対外折衝など今までとは違った任務もこなしていく必要があります。
こうした能力を身に付けるには、経験と自ら考えることが重要ですが、この課程を通じて、その基本となる知識を習得し、信頼される小隊長になって頂きたいと思います。
この課程は、3年目の教官(3年任期)が今まで担当した課程の経験を生かし、3年間の集大成として情熱を注いで、こだわりのある企画をしていますので、学生の皆さんに満足いただける内容になっていると思います。
明日からは、中級幹部科も始まります。中級幹部との合同講義(惨事ストレス、危機管理)も予定されており、中級幹部の皆さんとの交流を深め、中級幹部の豊富な知識・経験も吸収する機会にして欲しいと思います。

また、本日は、隣接する三重県立石薬師高校をはじめ多くの高校で卒業式が行われました。卒業生の中には、4月から消防職員となり、第53期初任科生として消防学校に入校される方もいます。入校予定の皆さんは、これからの1ケ月間、体力錬成はじめ消防学校入校に向けた準備を進めてください。(K.A)

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