そったく日記

三重県消防学校

救助オープンカレッジ終了

10月に実施した救助科のフォローアップを目的に、3日(金)、救助オープンカレッジを開催しました。
各消防本部からお越し頂いた19名の安全管理者の協力を得て、救助科26期を中心に、37名が、冷たい風が吹く中、訓練に臨みました。
5班に分かれ、それぞれが、並行して、5つの想定訓練を、振り返りも含め約1時間(計5時間)、実施しました。
・交通事故(小型乗用車(ハイブリッド車)がコンビニエンスストアへ突っ込んだ)
・風水害等自然災害事故(河川の決壊により住宅1棟が浸水し、2名が取り残されている)
・その他事故(屋上で防水工事中の男性が転落した)
・火災(耐火造4階建て共同住宅から出火した)
・ガス及び酸欠事故(防火水槽の防水工事中、作業員2名が呼びかけても応答がない)






新たな想定もあり、時間との闘いとなった訓練もありましたが、救助科を修了してからの向上を感じさせられる内容でした。
円滑な救助活動を行うためには、いろんなことを想定して訓練に取組み、応用力を高めておくことが求められます。社会の変化と共に、災害も変化するため、救助技術の習得にゴールはありません。
これからも、情報収集や工夫した想定のもと訓練を行い、正しい思考力と、やろうと誓ったことは、やり通す実行力を持って、救助技術の向上に努めて頂きたいと思います。
今回、ほとんどが救助科修了者の中、初任科52期の2名が訓練に参加しました。救助科修了生の先輩の動きを見て、刺激を受けたことと思います。
また、今回、約50名の職員さんが見学に来て頂きました。
この中から、救助課程への入校者が出てくれることを期待しています。(K.A)
三重県消防学校ホームページへ