そったく日記

三重県消防学校

予防査察課程も大詰め



雪の降る寒い日になった本日(9日)、予防査察課程は、査察実習と消防用設備実習を行いました。また、本日から2日間、三重県消防長会主催のスタティックロープセミナーが開催され、多くの職員さんが参加しています。

午前中の査察実習は、初任科でも実施しましたが、経験を積んだ職員なので、消火器や消火栓といった基本的な事項に加え、カーテンの防炎等、多くの不備箇所を設定して実施しました。(非防炎、不良等のテープが張ってあり、気づきやすかったと思います)



管理教育棟を複合ビルに、宿泊棟をホテルに見立てて実習を行いました。
建物管理者役の教官を相手に、名刺交換から始まり、現状聞取り、現場確認等を行った後、報告書を作成し、改善点を中心に結果の伝達を行いました。
管理者役の教官の意地悪な対応や質問に戸惑う場面もありましたが、班で協力して、対応していました。


中には、法令やチェックポイントを熟知した査察経験の豊富な職員もいて、円滑に実習を行う班もありました。
業務未経験者には、いい経験にしてもらえると思います。

午後には、消防学校の消防用設備を管理して頂いている事業者の方にお越し頂き、火災報知機等の説明を受けた後、実際に、消防学校の火災報知機や放送設備を作動させ、消防用設備の機能や仕組みを学習しました。

引き続き、自信を持って住民対応ができるよう、予防査察にかかる知識習得と経験を積み重ねて欲しいと思います。
2週間の予防査察課程も、明日が最終日となり、研究討議が行われます。(K.A)
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