そったく日記

三重県消防学校

救命士の処置拡大追加講習が開始されました

 救急救命士法施行規則の一部改正により、平成26年4月1日より所定の講習及び実習を修了し諸条件を満たした救急救命士が、心肺機能停止前の重度傷病者に対する静脈路確保及び輸液、血糖測定並びに低血糖発作へのブドウ糖溶液の実施が可能となり、県内の救命士に追加講習が行われました。

 今年度は、座学講習3回開催、実技講習6回開催に分けて行い、180名が受講予定になります。
県内では既に津市消防本部だけが昨年度、国からの追加行為実証研究に参加されており、講習会に全面的にサポートしていただけましたので、今回の講習会が開講できました。ありがとうございました。


 救命士が誕生して約25年、心肺停止状態の傷病者に対して救命率向上から、心肺機能停止前の重度傷病者に対する処置が特定行為に加わり、救命士の責任がさらに大きくなります。

業務多忙な中、講習会に参加される救命士の方は、厳しい視点でMC医師から評価を受ける事になりますので、事前訓練は必ず行ってから受講して下さい。

 高齢化の進展に伴い、救命士の役割や期待は大きなものになってきています。 この処置拡大講習が、今後県内救命率向上になることを期待しています。





初任科学生は夏休み中です。消防学校教育は休まず開校しています(教官も)
(I∞C)

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