そったく日記

三重県消防学校

眼差し

空が高く、暑い熱い一日だった。


29日(水)消防の夏の風物詩である消防救助技術東海地区指導会が行われた。
この日の初任科学生は訓練準備係、審査表回収係、湯茶接待係、熱中症救護係など不慣れながら大会運営の補助に当った。


彼らを虜にしたのは、これまでに厳しい訓練に励んできた救助隊員の先輩方の技の速さであり、士気高く訓練に打ち込む姿であった。
それを見る彼らの眼差しの奥には、「いつか自分もこのような救助隊員になりたい!」と思い描いているに違いない。


大会には「勝った」「負けた」がつきものだ。私も当時、上司から「負けたこと、失敗したことを次に繋げることが大切だ!」と言い聞かされた。
初任科学生は毎日、一生懸命訓練に励んでくれている。その訓練での多くの失敗が糧となって災害現場で活動できる自信に繋げて欲しい。
そして、自分の将来を見据えた眼差しを持ち続けて欲しい。


教官:平蔵
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