そったく日記

三重県消防学校

2つの課程が進行中

初任科が卒業し、12月7日からは、消防職員特別科指揮課程(第3期)教育(23名)と指導救命士課程(第1期)教育(27名)が始まっています。
指揮課程は、11日まで、指導救命士課程は18日までの予定です。

初任科生の人数が多かったため、寮室に余裕がなく、現任職員向けの課程は、12月以降に集中しています。
そうしたこともあり、今回は、2つの課程が同時にスタートしたため、入校式も合同で開催しました。(ここ数年合同開催の例は無く、初めてかもしれません)



 指揮課程では、指揮者として必要な現場指揮能力及び専門的知識の習得を図るため、指揮者の心得、現場指揮要領の講義のほか、現場指揮訓練を実施します。
 専科は、外部講師や各消防本部から来て頂いた講師を中心に進めており、本日は、伊勢市消防本部から経験豊富な3名にお越しし頂き、現場指揮訓練(木造編)を実施しました。
 想定に基づき、付与される情報の整理、対応検討、出動隊への指示といった指揮業務に取組みました。



 入校生の皆さんは、5日間と短い課程ですが、講義や訓練を通して、指揮隊の技能習得を図り、現場での応用力を高めて頂きたいと思います。

 消防学校も初任科生が入校している時と比べると、なんとなく落ち着いた雰囲気になっています。(K.A)

*指揮隊
平成17年6月の消防力の基準の一部改正(消防力の整備指針)により、新たに指揮隊の配置基準等が示されました。
指揮隊は、現場活動上の安全管理の確保及び円滑・効果的な消防活動の遂行の観点から、災害現場においては責任ある者が高度な情報収集・判断の下、組織的で厳格な指揮を行う仕組みが必要であるという考え方に基づき基準が定められています。
・指揮車に搭乗する指揮隊の隊員の数は、指揮車一台につき三人以上とする
・指揮車に搭乗する指揮隊の隊員のうち、一人は、消防司令以上の階級にある者
*業務
 1災害現場活動の総括指揮(指揮隊長)
 2出動隊の運用管理・安全管理
 3災害情報の取集・管理 など
 
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