そったく日記

三重県消防学校

救助科、火災調査科も後半へ

現在行われている救助科(1ケ月間)と火災調査科(2週間)も後半に入ってきました。
今週の救助科は、四日市市、津市、松阪地区広域、伊勢市鈴鹿市の各消防本部支援隊の指導による応用救助訓練が予定されています。
昨日の四日市市消防本部支援隊による震災救助に続き、本日は、昨日の雪が日陰には残る中、津市消防本部支援隊の指導による交通救助が行われました。
交通事故現場からの救助等を想定し、救助者の状況や油漏れを含め周辺状況の確認、事故車の固定等を行った上で、救助作業を実施する等の手順を確認しました。
設定時間と戦いながら、各班のメンバーが協力して訓練を遂行していました。オレンジの服が頼もしく見えました。





明日以降、低所救助、高所救助、火災救助の応用救助訓練があります。
こうした訓練において、個人の能力向上と連携する力(チーム力アップ)の養成を図り、安全・確実・迅速に救出する技を磨いて欲しいと思います。
現場では、限られた資機材、人員で如何に、効率よく救出するかを判断し実行する必要があり、その基礎となる知識、技術を、今後の訓練を通して確実に身に着けて欲しいと思います。

一方、火災調査科では、ガスコンロを分解する等燃焼機器実験の実習を行いました。
火災調査は、火災原因を明らかにし、同種の火災予防や住民啓発につなげる地味ではありますが、非常に重要な業務です。




そのためにも、客観的事実に基づいた分かりやすい調査書類を作成する能力や科学的な視点からアプローチできる高度な専門知識の習得が求められます。
入校生の皆さんには、洞察力を磨いて頂き、火災調査の達人になって頂きたいと思います。(K.A)
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