そったく日記

三重県消防学校

夏本番を迎えて

昨日には梅雨も明け、多くの学校では、夏休みに入ろうとしています。
しかし、昨年まで、夏を謳歌していた消防学校の初任科生にとっては、今年は大きく状況が異なります。
待ちに待った夏から早く過ぎて欲しい夏へ?という感じでしょうか。
夏本番、今日(19日)の予想最高気温は34度となっており、猛暑の中での訓練が続きます。
消防士にとって、炎の熱、防火衣、気温等の暑さや重い資器材との戦いは宿命で、体力の向上や暑さに慣れることが、円滑な消防活動には不可欠です。
そのため、この時期にしっかりと訓練を行い、技術の習得のみならず、自身の状況(限界)を知った上で、段階を踏んで、暑さ(熱)への耐性を付けていくことが重要と思います。
現場に赴く前にできる最後の夏の訓練という意識で、体調管理には十分留意し、集中して訓練に取組んで欲しいです。
本日も、強い日差しの中、午後から、消防活動訓練、救助・機器取扱訓練を実施しました。






流した汗の量が、消防士としての成長につながると信じ、激しい蝉しぐれの応援を受けながら、暑い中でも集中力を切らすことなく頑張って下さい。来月の中旬には、1週間の休暇もあり、その後、救急科に入りますので、消防学校初任科の真夏の課程は今日を含め18日しかありません。この間に、しっかりと訓練を行い、暑さへの不安を払拭して下さい。


誰かを助けられる人とは、他にはない能力を持っている人であり、暑さに負けないことも含め、着実に消防士としての能力を身に付けて欲しいです。
一方、経験を積み高い技能を習得した消防職員が競う「消防救助技術東海地区指導会(26日開催)」の会場準備も、暑い中着々と進んでいます。(K.A)


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