約2か月間実施してきた救急課程も本日が最終日です。
最終日は、救命士学生の企画で多数傷病者訓練を実施しました。
バスの横転やテロ災害を想定し、通常の救急出動とは違った活動要領を学びます。
傷病者の緊急度や優先度を判定するトリアージは、これまでに習ってきた呼吸や脈拍、意識レベルの観察は必須です。
それに加えて、外傷の講義で習った「全身観察」で生命にかかわる病態を探します。
訓練ごとの振り返りで、「次はこうしよう。」
次に訓練に活かすための意見がたくさん出ました。
そして最後の訓練は、助かる命を一人でも多く救うために活動隊一丸となって取り組んでいました。
この訓練で救急課程すべてのカリキュラムが終了しました。
目標としていた「救急隊員としての基本的な知識や技術を身につける。家族や傷病者に、来てもらってよかったと思ってもらえる救急隊員になる。」は達成できたでしょうか。
結果は、、、まだまだ達成とは言えません。
救急隊員としての一歩を踏み出したところです。
所属へ戻っても、知識や技術をさらに向上させ、経験も重ね、思いやりを持った救急隊員になって欲しいと思います。
最後に、
救急課程でご講義いただいた医療機関の皆さま、各消防本部の講師の皆さま、本当にありがとうございました。皆様のおかげで質の高い救急隊員教育ができました。
学生達は約2か月後に各所属へ戻り救急業務に従事します。引き続きご指導よろしくお願いいたします。
Y.N H.M